インフォメーション 音楽散歩 風だより コンセール・パザパ hg.sato@raj 掲示板 お問い合わせ 管理人


このコンサートの起源は14年前にさかのぼります。音楽学校は出たけれど、色々の理由で、人前で演奏する機会に恵まれず、生徒の発表会での模範演奏(!)では、プレッシャーがかかり、演奏を楽しむと言う心境にはとてもなれないという、ピアノの先生の嘆きが、一つのきっかけとなって、友人の中野恵子さんと企画運営を始めた演奏会です。

『PAS A PAS』とは、『一歩ずつ、少しずつ』を意味するフランス語です。仕事や日常生活の合間を縫って、わずかずつでも練習を重ね、1年に1度、その成果を問うという気持で、ステージで発表してきました。人様に聞いていただくためというより、自分の勉強や気晴らしのために演奏するというコンセプトは、以来変らず続いています。

会場がクラシック専用のホールなので、機械類を持ち込む音楽はだめですが、音楽のジャンルや楽器の種類は自由なので、これまでの演奏会では、ピアノソロ・二台のピアノ・連弾、声楽・コーラス、ヴァイオリン、チェロ、フルート、リコーダー、マンドリン、ギター が、クラシック、ポピュラー両ジャンルの曲目で、演奏されています。なおピアノは、スタインウエイか、ベーゼンドルファーを使います。


演奏者の職業や音楽歴、音楽への接し方も様々で、この場をご自身のリサイタルや発表会、また音大の試験前の腕ならしに使う方、会社や家庭での忙しい仕事の合間を縫って、独習しておられる楽器を演奏される方、10数年のブランクの後、レッスンを再開された方、そして退職を機会に新しい楽器に挑戦し始めたばかりの方 等など、多士済々です。普段は、子供に譲りがちな主役の位置を、大人に取り戻して、私たち大人の感性でのコンサートを楽しんでいるわけです。あなたもご自分の音楽を持って参加なさいませんか?詳細お問い合わせをお待ち致します。

パザパ 〜これまでの歩み
1990.6.1.(金) 原宿アコスタジオ
1991.6.1.(金) 原宿アコスタジオ
1992.5.30.(土) 原宿アコスタジオ
1993.5.22.(土) 原宿アコスタジオ
1994.6.26.(日) ルーテル市ヶ谷センター
1995.6.25.(日) ルーテル市ヶ谷センター
1996.6.23.(日) ルーテル市ヶ谷センター
1997.6.7.(日) ルーテル市ヶ谷センター
1998.5.24.(日) ルーテル市ヶ谷センター
1999.5.29.(土) HARMONY HALL
2000.6.9.(金) ルーテル市ヶ谷センター
2001.11.2.(金) ルーテル市ヶ谷センター
2002.10.18.(金) ルーテル市ヶ谷センター
2003.10.24.(金) ルーテル市ヶ谷センター
2004.10.15(金)ルーテル市ヶ谷センター
2005.8.5(金) ルーテル市ヶ谷センター
2006.9.22(金) ルーテル市ヶ谷センター
2007.10.5(金) ルーテル市ヶ谷センター
2008.10.3(金) ルーテル市ヶ谷センター
 
2009.10.2(金) ルーテル市ヶ谷センター
2010.10.1(金) ルーテル市ヶ谷センター
2011.10.7(金) ルーテル市ヶ谷センター
2012.10.5(金)ルーテル市ヶ谷センター
2013.10.4(金)ルーテル市ヶ谷センター
2014.10.3(金)ルーテル市ヶ谷センター
2015.10.9(金)ルーテル市ヶ谷センター
2016.10.4(火)ルーテル市ヶ谷センター
2017.10.6(金)ルーテル市ヶ谷センター
2018.10.11(木)ルーテル市ヶ谷センター
2019.10.11(金)ルーテル市ヶ谷センター
2020.10.15(木)ルーテル市ヶ谷センター
2021.11.12(金)ルーテル市ヶ谷センター
2022.10.21(金)ルーテル市ヶ谷センター
2023.10.13(金)ルーテル市ヶ谷センター
これから〜
2024.10.11(金) ルーテル市ヶ谷センター

演奏前のひとこと(第12回コンセール・パザパ)より
グリーク作曲 叙情小曲集より “孤独なさすらい人" “アリエッタ"
「百回のレッスンより一度の舞台」とて、人前でピアノが弾けるようにと願って、PAS A PAS に挑戦していますが、いつも悔悟の念ばかり。百度の舞台を踏まないとモノにならないのかも。でも、音楽とピアノは私の最高の楽しみです。」(S.S氏)

瀧廉太郎作詞・作曲/山田耕作編曲 “秋の月"
ヴェルディ作曲 “柳の歌"他 
「三月末、宝塚へ引越ししました。伴奏と合わせる時間もなく、今日はぶっつけ本番での演奏です。ドキドキです。でも年の功で頑張りますので、お聞き下さい。」(M.Mさん)

シューベルト作曲 “ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ"
「今年のパザパは、私の大好きな秋に開催されることになり、嬉しいです。楽器にとっても、この季節は一番調子がよいのではないかと思います。楽器も本人も気分がよいとなれば、残すは成果の方ですが、例年の如く日が迫ってくると、遣り残しの多さに驚き、自分の甘さにうんざりしてしまうのです。本日の選曲は、可愛い曲と勧められて始めたものの、そのようには仕上がりませんでした。音程が確かでないとごまかしようがないのです。そういう意味で、私の欠点を勉強するための良い題材になった気がします。」(S.Tさん)

ジェルヴァジオ作曲 “マンドリンとピアノのためのソナタ"
「マンドリンには、トレモロ奏法とピッキング奏法があります。今日の曲は、弦をピックではじくピッキング奏法で演奏する曲です。今年フランスで手に入れた、約100年前に製作されたオールドマンドリンで挑戦します。世の中にあまり知られていないマンドリンという楽器の素晴らしさを、少しでも表現できればいいのですが…。」(J.O氏)

尾高尚忠作曲 “二台ピアノのためのカプリッチョ「みだれ」"
「この曲の持つ日本的情緒、そして祝祭的気分が表現できればと思っております。題名の「みだれ」は、作曲者によると第1主題群のあわただしい曲調で、種々の節奏が入り乱れている所からついたそうです。私たちとしては、演奏者二人の呼吸のみだれ、指のみだれにならない事を祈るばかりです。」(Y.Oさん)




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