2月24日:1日目散歩:引越し好きのショパンは、1831年秋にパリに着いて1849年10月17日さよならするまでに、9回も家を変えた。1849年の夏、シャイヨー宮に4ヶ月ほど住んだ以外は、当時ヌーヴェル・アテネ(新アテネ)と呼ばれていた界隈にある。ギャラリー・ラファイエットから、モンマルトルの丘に上る中間点の閑静さと下町の商店の賑やかさが同居しているような地区で、ぶらぶら散歩が楽しいところ。
夕方6時頃<音楽散歩:ショパンのパリの住まい(6)>を通ったときちょうど扉が開き中が見えた。18世紀の建築様式でショパンの時代から変わっていないはず。途中に<カフェ・ブラブラ>という店がある。フランス語のブラブラは、<ぶらぶら歩く>ではなく、<ぶらぶら喋る>の意味だそう。日本語では<ペラペラ、べらべら>でしょうか。こちらの人は<シュワシュワ>喋ってる雰囲気だけど。とくに携帯で話すときの小さな声は感動的。電車の中で携帯を使うことを禁止するなんて考えたこともないと思います。
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