(2003/9/04〜12実施)

ニース滞在

目の前に広がる紺碧の海は、地中海=MER MÉDITERRANÉE(メール メディテラネ)。このあたりの海岸一体は、コート・ダジュール=CÔTE D’AZUR と呼ばれています。有名な海岸なので、LA CÔTEとだけ言うこともあります。CÔTEには、色々の意味があって、(1)肋骨・あばら骨 (2)料理で、(牛や羊などの)骨付きあばら肉・背肉・スペアリブ。CÔTE DE VEAU(子牛)の一皿、旅行中、食べるかもしれませんね。そして、(3)坂・斜面。中でも、丘の斜面のぶどう畑を指すことも多く、例えば、CÔTE DU RHONEは、ローヌ河周辺地方のワインの産地名です。(4)海岸。AZURは、青い色・紺碧。そう。ニースの海の色です。私たちは、紺碧の海岸に立っています。

コート・ダジュールでは、行きたい町がいっぱいあります。行って相談しながら歩きましょう。ただ、二ヶ所だけ省きたくないところがあります。一つは、プロヴァンス鉄道(私鉄)に乗って、海とは反対の山の町に行くことです。ここは、ガイドブックにも殆ど詳しい情報が載っていないので、本当の未知の旅です。わくわく!二つ目は、海岸線に沿って走るフランス国鉄に乗って、イタリアとの国境の町、マントンへ行くことです。はるか昔、初めてパリから心細い思いをいっぱいしながら、列車でたどり着き、すっかり気に入った大好きな町です。


私たちの今回の音楽散歩は、ここコート・ダジュールでは、美術散歩と銘打った方が良かったかもしれません。太陽と海の光にあふれたコート・ダジュールと、お隣のプロヴァンスは、印象派以降の多くの画家が活動の拠点とし、作品と、(結果として)ミュゼMUSEE=美術館を残しました。とても全部は廻りきれませんが、作品だけでなく、美術館そのものの魅力もそれぞれですから、行きたい所を考えておいて下さい。ガイドブックに詳しいので、ここでは、行けそうな所で、私のおすすめ所のみリストアップします。


 コート・ダジュールの美術館  
Nice
ニース
Musee Matisse マティス
Musee National Message Biblique Chagall 
 シャガール聖書のメッセージ
Musee d’Art Moderne et Contemporain
 近代・現代
St-Jean-Cap-Ferrat
サン・ジャン・カップ・フェラ
Villa Ephrussi de Rothchild 
 男爵夫人の収集品をルネサンス様式の館で
Cagne-sur-Mer
カーニュ・シュル・メール 
Musee Renoire ルノワール
Antibes
アンティーヴ
Musee Picasso(Chateau Grimaldi) ピカソ
Musee Peynet ペイネ
Grasse
グラース
Villa-Musee Fragonard フラゴナール
Musee d’Art et d’histoire de Provence 
 侯爵夫妻の生活を実感できる?
Musee International de la Parfumerie 香水
Menton 
マントン
Musee Jean Cocteau コクトー

 CONSEIL UTILE(お役立ちアドヴァイス) 
コート・ダジュール・カルト・ミュゼ=この地方にある美術館等のいわば、定期券です。
  1日パス=8ユーロ  3日パス=15ユーロ
ザッと計算しただけでも、絶対お得。チケット売り場の行列に並ばなくても良いし、3日間通用のを買いましょうね。
鷲の巣村、EZE(エズ)を歩き、シャトーホテルのレストランで、昼食=DEJEUNER(デジュネ)か、夕食=DINEDR(ディネ)をしてみたい気もします。


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目 次
P1 日時とスケジュール
P2 ニース到着
P3 ニース滞在
P4 コート・ダジュール もうひとつの顔
P5 パリへ
P6 パリ滞在
P7 パリのパサージュめぐりの巻

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